販売ノウハウ

ハンドメイドで稼げない2つの理由。稼げる5つのコツを解説

こんにちは!ayaです。

こんな疑問を持ったことはありませんか?

「ハンドメイド販売は稼げない。と言われる理由は?」
「稼ぐためには、何をしたら良いの?」

そこで今回は、長年ハンドメイド販売だけで生活をしてきた私が
ハンドメイド販売で稼げない人がやりがちな共通点 と、稼ぐための方法を徹底解説します!

以下の悩みの人におすすめの記事です。

◆こんな人にオススメ◆

・ハンドメイド販売で稼げないのは何で?

・稼ぐための方法が知りたい。

・ハンドメイド販売は稼げないって本当?

ハンドメイド販売が稼げないと言われる大きな2つの理由

「ハンドメイド販売は稼げない。今から参入しても遅い。」と言われる理由は主に2つあります。

近年、増えてた理由です。
それでは、見ていきましょう。

競合のクリエイターが増えている

まず1つ目の理由は、競合クリエイターの増加です。

下のグラフは、ハンドメイドサイト【minne】のクリエイター数の推移になります。

引用元:minne byGMOペパボ

ご覧の通り、右肩上がりで登録クリエイター数が増加していますよね
2019年1月には、登録クリエイター数50万人を突破。

そして、下記は人気のあるハンドメイドサイトの登録クリエイター数などを表しています。
※表は、2021年なので、2022年はもっと増えていると思われます。

引用元:eコマースコンバージョンラボ


minneの2021年のクリエイター(出店)数は77万人。
2019年から、たった2年で20万人も増加してます。

競合のクリエイターが急増したことで、相対的に「稼げない人も増えている」ということになります。

法人が参入しているから

一昔前は、ハンドメイドサイトは個人が出品する場として人気でした。
しかし、近年では法人の参入も増えてます。

2019年にはハンドメイドサイトの【minne】が
メーカーやセレクトショップなど法人からの出品を可能にしました

このことからも分かるよに、法人にも注目される巨大マーケットとなっています。

これが、個人が稼ぎにくくなっている理由の1つです。

法人は資金・人員・時間もかけられ、サイト内での成長速度も早いです。
個人の場合は、資金・人手・時間も限られるので、成長にも時間がかかります。

そのため、売れる前にハンドメイド販売を諦めてしまう個人が多いです。

この2つの理由から、「ハンドメイド販売は稼げない。今から参入しても遅い。」と言う人が増えたわけですね。

・競合クリエイターが増えている
・法人が参入しているから

しかし、そんな理由があっても個人で稼げている人はいます。
それはなぜか?解説していきます。

なぜ個人で稼げている人がいるのか?

下のグラフは、minne byGMOペポパがインターネット調査をした結果のグラフです。

minneに登録している主婦・主夫のハンドメイド作家1,924名に調査。

引用元:minne byGMOペパボ

8割を超える人が、ハンドメイド作家活動で収入を得ています
1万円以上の収入を得ている人も、4割を超えています。

その一方で、1割を超える人が1円も稼げていないという結果もあります。

私の周りでは、
今でも月に【30~50万】【50~100万】の収入を、安定的に得ている人は多くいます。

その一方で、1円も稼げていないという人たちも10年前から多く見ています。

今も昔も稼げる人がいる一方で、今も昔も稼げない人がいます。

今より稼ぎやすかった時代でさえ、1円も稼げない人がいた。
これは、稼げない原因が必ずあるということです。

ここからは、ハンドメイド販売で稼げない人たちの共通点を解説していきます。

ハンドメイドで稼げない人の3つの共通点

ハンドメイド販売で稼げない人の3つの共通点をご紹介します。

この共通点は、特に初心者に多いです。
ぜひ ご覧ください。

すぐに結果を求める・諦めが早い

すぐに結果が出ると思っている人が意外に多いです。
本当にそうなのか、グラフを見ていきます。

GMOペポパがインターネット調査をした月収入のグラフです。

引用元:minne byGMOペパボ

一年未満は0~5,000円未満が多いですよね。

販売年数が増すごとに、金額も上がっていきます。

もちろん年数が経てば売れるわけではありませんが、
基本的に、安定的な収入を得るまでには時間がかかります。

自身の商品を知ってもらい、購入してもらい、リピーターになってもらう。
リピーターが増えれば、安定した収益をあげることができます。

最低でも半年〜1年はかかります。

ハンドメイド販売も、他の職業と同じく簡単には稼げないということです。

間違えた価格設定

価格はどうやって決めていますか?

この価格設定ができていないと、
いくら売れても利益が上がらず収入が低いままになります。

【やりがちな価格設定の間違え】

・原価計算をせず、なんとなくで販売価格を決める
・自分の技術に自信がなく、価格設定が低過ぎる
・一つの商品に、製作時間をかけ過ぎている

実は、私も初心者の頃にやった失敗です。

5,000円で販売するべき商品を、自信の無さから3,000円で販売。

かなり売れて、徹夜に近い毎日を送っていました。

結果、月商は良いのに利益が少ない。
材料などを仕入れると、赤字になることもありました。

原価計算をきちんとしないと、昔の私のように苦しい経営になります。

必ず原価計算をして、販売価格を決めましょう。

商品の価値を伝えられていない

ネット販売は、商品写真・説明文で魅力を伝えなければいけません

しかし、出来ていない人も多いです。

アクセサリーの話しで例えます。

写真編

【ダメな例】

お客様はこんな疑問を持ちます。

・石の裏側(台座)ってどうなってる?
・指にはめた時のサイズ感がわからない。
・自分がつけた時のイメージがわかない。

この写真では、情報量が少なすぎて魅力を感じにくいです。


【良い例】

写真を2枚増やした。

(写真4枚目)リングの裏側がわかる。
(写真5枚目)指にはめた時のサイズ感がわかる。
・自分が装着した時のイメージが湧いやすい。

売れない人は、写真から得られる情報量が少なすぎます。

素材感・サイズ感が伝わらず、お客様自身がつけた時のイメージができない写真が多いです。

商品説明編

商品の説明不足で、お客様が購入までの一歩が踏み出せない。

【ダメな例】

「金属は14kgfを使用」と書いているのに、14kgfがどんな金属なのかの説明が書かれていない。

【なぜダメなのか?】
お客様が、14kgfを知っていることを前提で書いてはいけない。

【ダメな例】

「パールネックレスの全長は40cm」と書かれているが、パール1粒のサイズは書かれていない。

【なぜダメなのか?】
・写真の撮り方やお客様によって、パールのサイズは大きくも小さくも見える。
・希望のパールサイズから商品を探すお客様もいる。

【その他にも】

・使い方の提案がない→どんな時につけるのか、イメージが湧きづらい
・お手入れ方法が書いてない→扱いやすい商品なのかわからない

どんなに良い商品を作っても、写真や商品の説明が不足していると売れません

ハンドメイドで稼ぐためのコツ5つ

ここでは、ハンドメイドで稼ぐためのコツを5つほどご紹介します。

基本的なことではありますが、できていない人も多いので
もう一度見直してみてください。

商品に見合った価格設定

一般的に販売価格は、原価の3倍と言われています。

ここで注意する点が、原価=材料費だけではないということ。
この点を間違えて、販売価格を決めている人が多いです。

原価には以下のようなものが含まれます。

〜原価〜
①材料費
②梱包費
③仕入れの際の交通費や送料
④作る際に必要な電気代など
⑤納品書などの印刷代
⑥人件費
⑦家賃や水道光熱費

原価計算は少し面倒ですが、ここが出来ると利益をしっかり出すことができます。

逆に、原価計算ができないと、売れているのに手元にお金が残らない!なんて状況になります。

クリックされる商品写真

特に1枚目の写真は重要です。
1枚目でお客様の気持ちを掴まないと、商品ページをどんなに頑張って作っても見てもらえません。

creema・minneの特集ページに紹介される作品も、写真が重要視されます。

写真が苦手な方は不安になりますよね。
でも、プロのように撮れなくても大丈夫です。


私も、カメラが苦手で今でも下手です。
それでも商品は売れ、特集ページにも載ります。
ただ、写真を撮る練習は かなりしたので努力は必要です。

初心者や写真が苦手な人へ、簡単にできるけど効果大なポイントを2つお伝えします。

ポイント

・写真撮影は、晴れた日の8時〜14時まで。
・部屋の電気を消し、カーテンを開け、外の自然光で写真を撮る。

【理由】
綺麗に撮れやすい。
特にアクセサリーは、金属・石の輝きが綺麗に撮れる。

ポイント

・小物を色々と置かず、シンプルに撮る。
・白系の台を使い、ドライフラワーを置く。
ドライフラワーのおかげで、陰影ができてアクセサリーの立体感が増す。

【理由】
不慣れな中、小物を使い過ぎると 見せたい商品の主張がなくなる。
白系の台やドライフラワーによって明るく撮れやすい。
他の色だと明るさのバランスが難しい時がある。


「明るく撮れない」・「立体的に撮れない」と悩みがある方は、
この2つをやるだけで、結構 解決されます。

検索ワードを入れた商品説明文

欲しいアイテムを検索するとき、「淡水パール ネックレス」こんな感じで調べますよね。

この「淡水パール」「ネックレス」が検索ワードとなります。


このように、検索ワードを説明文に入れることで、商品が検索されやすくなります。

検索ワード

  • アイテム(ネックレス・ピアス・かごバッグ)
  • 素材(14kgf・淡水パール・麻・・自然素材)
  • モチーフ(星・ハート・桜)
  • 色(白・ピンク・ブルー)
  • 用途(卒業式・入学式・結婚式・母の日)
  • 特徴(軽い・アシンメトリー・ロング・大人可愛い)

ここから文章を構成していくと、伝えやすくなります。

ただ、この説明文も一度作ったら終わりではありません。
その時に合った文章への変更も必要です。

実際に私は、人気のある淡水パールのネックレスの説明文を季節によって変えます。

2月〜4月

「淡水パール 卒業式」 「淡水パール入学式」 というキーワードを中心に商品説明文を作ります。

4月〜6月

「淡水パール 結婚式」というキーワードを中心に商品説明文を作ります。

そうすることでハンドメイドサイトで
「卒入学式・お呼ばれアクセサリーの特集ページ」で紹介されることも増え、
1年の中で2月〜6月の売上が急激に伸びるアイテムとなります。

このように、季節やお客様が求めている説明文で紹介すると、お客様の心に響きやすいです。

リピーターを増やす

リピーターの存在はとても重要です。

リピータが重要な理由

  • 安定的な売り上げ
  • 集客コストの削減
  • ブランドの価値を上げる

リピーター(あなたの・商品のファン)を増やすには、宣伝活動が必要です。

宣伝方法

・SNS・ブログで情報発信。
・イベント参加や委託販売。

SNS・ブログ発信で重要なのは、質の高い内容と、定期的な投稿です。

毎日投稿が効果的と言われますが
投稿内容が薄かったり、だんだん投稿が減るようでは意味がありません。

自分のできる範囲で、投稿日数を決めるといいです。

・週に1回
・金曜日の18時

決めた投稿日をSNSなどのプロフィール欄に
「毎週金曜に投稿します」と書きます。

決まった日時に投稿されると、見ることが習慣化されやすくなります。
お客様の生活の一部になることで、何か新しい商品が欲しいと思ったときに、自分の店の商品を思い出してくれる機会が増えます。

リピーターがなぜ必要か・リピーターの増やし方についての記事はこちらです↓
よろしければご覧ください。

改善・検証を繰り返す

地道な作業ですが、改善と検証を繰り返すことは大切です。

商品を出品した後、その商品ページを放置していませんか?
ただ売れるのを待っているだけでは、ダメです。

売れる人は、常に改善点を見つけ、直しては検証。
これを繰り返します。

商品ページの訪問者数・売れゆきなどから改善点を見つけます。

改善点はたくさんあります。

・商品名は、伝わりやすい内容か?
・商品説明文は、情報不足ではないか?
・季節によって、サイト内の商品の並べ替えはしているか?
・商品写真の枚数は、これで大丈夫?
・商品写真の1枚目は、これで良い?
・母の日・クリスマなどの時、ラッピングのご案内ができているか?

これさえやっておけば、必ず売れる!というものは絶対にありません。
だからこそ、改善と検証が重要になります。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、ハンドメイドで稼げない理由と稼げるためのコツをご紹介しました。

ハンドメイドで稼げない人の共通点3点

①すぐに結果をもとめる。諦めが早い
②間違えた価格設定
③商品の価値を伝えられていない

 

ハンドメイド販売で稼ぐためのコツ5つ

①商品に見合った価格設定
②クリックされる商品写真
③検索ワードを入れた商品説明
④リピーターを増やす
⑤改善・検証を繰り返す

 

ハンドメイドを始めて、いきなり爆発的に売れる人はほとんどいません。

売れている人は、試行錯誤して今のスタイルになり、売れ続けています。

ぜひ皆さんも、諦めずに改善と検証を繰り返して自分の販売スタイルを見つけてみてください。

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