- ハンドメイド販売したいけど、何を準備すればいい?
- 準備にどれくらいお金がかかるの?
自分が売るハンドメイド商品以外に、どんなものを準備しておけばいいのか悩みますよね。
この記事では、実際に活動しているハンドメイド作家の視点から、本当に必要なもの・あると便利なものをわかりやすく解説していきます!
ハンドメイド販売に必要なものと初期費用の目安

結論から言うと、ハンドメイド販売は、最低限スマホ・売る商品・梱包資材・販売サイトへの登録で始めることが可能。
初期費用を抑えたい人や、必要性を感じてから購入していきたい人は、まずは上記の4つで大丈夫です。
ただし、仕事として本格的にハンドメイドを始めるなら、揃えておきたいものがあります。
本格的に始めたい人向けに、必要なものと、費用の目安を紹介していきます。
1,パソコン(0〜300,000円)
ネットショップ運営は、スマホだけでほとんどできますが、パソコンでしか操作できない機能もあります。
また、商品登録・画像編集・注文の管理・確定申告などの作業には、やはりパソコンが便利です。
スマホからスタートしても問題はありませんが、ハンドメイドで稼いでいきたいなら、パソコンは必須。
中古品のパソコンでも構いませんが、仕事で使うなら最低限のスペックは必要です。
最低限のスペック
- メモリー:16GB以上
- ストレージ:SSD256GB以上
(できたら512GB) - ディスプレイ:解像度はフルHD以上
(15インチ以上の大きい画面がおすすめ)
特にメモリーは8GBにすると、メモリー不足や動作が遅くなる現象が起こるので安くても買うのはやめましょう。
あまりパソコンを使用したことがないなら、日本のメーカーの方が使いやすいです。
富士通は、新品でスペックも高いけれど、人気メーカーのパソコンの中ではお手頃価格。
2,プリンター(5,000〜40,000円)
納品書や宛名ラベルの印刷に使用します。ショップカードや名刺を印刷することもできるので便利。
プリントはコンビニでもできますが、注文が増えてくると効率的ではありません。
プリンターの購入で悩むのが「Brother」「EPSON」「Canon」
個人的なプリンターの評価をします。
プリンターの評価
【Brother】
他の2つに比べてカラー・白黒印刷が薄くボヤッとした印象
【EPSON】
他の2つに比べて水に濡れると黒インクが滲みやすい
【Canon】
カラー・白黒印刷ともに綺麗。3つの中ではCanonがおすすめ
Canonの中でもおすすめのモデル
インクジェット6色のプリンターは、ランニングコストが高くなるので、コストを抑えたいなら5色のプリンターがおすすめ↓
3,カメラまたはスマホ(0~400,000円)
作品写真のクオリティは売れ行きに直結します。
最近のスマホであればカメラ性能が高いので、まずはスマホでもOK。
より美しく撮りたい方は、一眼レフやミラーレスカメラの購入も検討してみてください。
写真だけではなく、動画をSNSにアップする予定なら、手ぶれ補正機能・写真・動画に優れているカメラを選ぶ必要があります。
一眼レフカメラは高額なので、中古品も検討してみましょう。
写真にも動画にもおすすめな、持ち運びもしやすいカメラ
ハンドメイド作品の場合は、細かい部分の画像も必要なので、マクロレンズがあると、さらに◎
お手頃価格なマクロレンズ
こちらは、高いけど中古品なら手が出るかもしれないマクロレンズ
4,クレジットカード(0円〜)
材料の仕入れなど出費の際に、クレジットカードが必要になります。
その際、ビジネスとプライベートのカードは分けた方が便利。
間違えてプライベートの支出を計上してしまうリスクも回避でき、経理管理もしやすくなります。
年会費無料のカードでも良いので用意をしておきましょう。
ビジネスカードでおすすめなのは、「FASIOビジネスカード」
FASIOビジネスカードのおすすめポイント
- 年会費無料
- 年会費永年無料のビジネスカードでもポイントが付く
- 従業員含め最大4枚まで発行
- 主要会計ソフト連携で利用明細の自動取込が可能
5,銀行口座(0円〜)
売上金の受け取りには銀行口座が必要です。
今持っている個人用の口座でもできますが、プライベートと事業用は分けることをおすすめします。
口座を分けた方が良い理由
- 経理管理がラク
- 事業のみの収支を把握しやすい
- 税務調査が入ったときのため
税務調査が入った場合、税務署員は確定申告や財務諸表の内容と、通帳に記載された内容が一致しているかをチェックします。
プライベート口座と事業口座を同一にしていると、通帳を税務署員に見せる際にプライベートな収支も確認されるので、税務調査自体が長びく可能性があるので注意しましょう。
6,会計ソフト(無料〜月額2,480円程度)
売上や経費を管理し、確定申告をスムーズに行うためにも、会計ソフトは導入しておきましょう。
個人事業主に人気の「やよいの青色申告オンライン
「freee」や「マネーフォワード」など、初心者でも扱いやすいクラウド型ソフトが人気。
【データ】2025年3月時点・個人事業主が利用している会計ソフト

MM総研「クラウド会計ソフトの利用状況調査(2025年3月末)」をもとに作成
私自身は、弥生の青色申告(11,330円)を利用しています。
会計ソフト | こんな人におすすめ | 価格 |
弥生 |
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freee |
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マネーフォワード |
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7,梱包資材(5,000円程度)
商品を丁寧に・安全に届けるためには、梱包資材の準備が欠かせません。
梱包も「お店の世界観」を伝える大事な要素。お客様への印象が決まる瞬間です。
必要なものは、以下のようなものがあります。
必要なもの
- 封筒・ダンボール
- 緩衝材(プチプチ・紙)
- OPP袋
- Thanksシール・カード
- ショップカード
(最初はなくてもOK)
必要なものの中から、ちょっと紹介…
小物なら、ポスト投函が可能なダンボールがおすすめ
Thanksシールは、素敵な種類がたくさんあるので、自分の店の世界観に合ったものを選んでください。
少量の購入なら「amazon」「楽天」などで、大量購入する場合は「NETSEA(ネッシー)
あると便利な+αのアイテム

あればさらにスムーズに販売活動が進むアイテムです。
あると便利なアイテム
- 撮影機材
- ネットショップ有料プラン
- 独自ドメイン
- ショップカード
撮影機材にしても、やっているうちに「三脚・レリーズが欲しいな」など、必要なものを感じると思います。
その都度、買い足していく感じでOK。
初期費用の合計目安は?

パソコン・プリンター・カメラを持っているなら、初期費用は梱包資材くらいで、5,000円程度で済みます。
また、パソコン・カメラは、スマホでも代用できるので、無理して購入する必要はありません。
ただし、仕事が忙しくなってくるとパソコンの必要性を感じると思うので、そうなったら購入を検討しましょう。
必要なもの | 費用 |
パソコン | 0〜300,000円 |
プリンター | 5,000〜40,000円 |
カメラまたはスマホ | 0〜400,000円 |
クレジットカード | 0円〜 |
銀行口座 | 0円〜 |
会計ソフト | 0〜月額2,480円 |
梱包資材 | 5,000円程度 |
合計 10,000〜747,480円程度 |
まとめ|最初から全部そろえなくても大丈夫!

「全部買い揃えないと始められない…」と心配になるかもしれませんが、必要最低限からスタートして、必要になったときに買い足すスタイルでも大丈夫です!
私もスタートしてから、「あれが足りない!これが足りない」となりました。
やってみないとわからないことも多いので、悩むよりも1日も早くスタートを切ることです。
大切なのは、「できることから無理なく始めること」
少しずつ経験を積みながら、必要なものをそろえていけば大丈夫です。