テレワークが一般化した現在、昇降デスクの使用率は増えています。
昇降デスクのメーカーの中でも人気の高いFlexiSpotは、デスクの種類が多く自分に合う機能を探すのが難しいです。
そこで今回は、使っているからこそわかる「デスクの選び方のポイント」 「タイプ別のおすすめデスク」を紹介します。
自宅が仕事場の私も、もちろんFlexiSpotを使用中。
ストレートネックや、座りっぱなしで痛むお尻・足のむくみに悩まされていたので、高さの微調整ができる昇降デスクの導入は大正解でした。
この記事を読むと、種類の多いFlexiSpotのデスクの中で、どれが自分に最適なデスクかがわかります。
この記事を書いた人:Aya 2013年からハンドメイド作家として活動。 |
昇降デスクを選ぶ重要な4つのポイント
体の負担を軽減・作業効率の向上など、様々なメリットがあるFlexiSpotの昇降デスク。
デスクの種類は多く、昇降デスクを使用したことのない人にとっては、どれが自分に合ったデスクなのか判断が難しいです。
そこで、自分に合ったデスクを選ぶ上で、大事な4つのポイントをあげていきます。
①昇降の最高値・最小値をチェック
昇降デスクで一番重要なのは、昇降範囲。
高さが合わなと、体の負担軽減にはつながらないからです。
良いの姿勢は、デスクに腕を乗せた時、腕の角度は90度ほど。
パソコンのキーボード作業では、さらにデスクの高さを少し低くすると快適です。
良い高さ・悪い高さを見比べると、体に合った高さの重要性が分かります。
立った状態でデスクが低過ぎると、前屈みになり姿勢が崩れます。
背の高い人は、昇降デスクの最高値をしっかりとチェックしましょう。
座った状態では、デスクが高過ぎると肩に力が入ってしまい、姿勢を崩し肩こり等の原因になります。
背の低い人は、昇降デスクの最低値をしっかりチェックしましょう。
デスクの高さの目安表を作りました。
自分の身長は、どれくらいの昇降範囲があればいいのかを確認してみてください。
身長 | 座った時のデスクの高さ (書く作業) | 立った時のデスクの高さ (書く作業) |
145cm | 61cm | 88cm |
150cm | 63cm | 91cm |
155cm | 65cm | 94cm |
160cm | 67cm | 98cm |
165cm | 69cm | 101cm |
170cm | 72cm | 104cm |
175cm | 74cm | 107cm |
180cm | 76cm | 110cm |
185cm | 78cm | 114cm |
※イスに座った時の机の高さは、両足がしっかり地面に付く状態での数値。
背の高い人は最高値が重要。
背の低い人は最低値が重要。
家族で使うなら昇降範囲の広さが重要です。
②脚フレームのデザイン
脚のデザインには、「エの字」と「コの字」があります。
出典:FlexiSpot
それぞれメリットが異なります。
天板の裏面の脚の位置↓
「エの字」の脚のメリット
「エの字」は空間が前後にあるので、後ろ側にサイズの大きなケーブルトレーを設置することが可能です。
デスク上に機材が多い人は、配線が多くなるのでエの字の方が便利です。
私の使用デスクは「エの字」・天板の奥行きは60cm。ケーブルトレーの奥行きは16.5cmですが余裕で収まります。
「コの字」の場合、ケーブルトレーの奥行きの狭い物を選ぶなど工夫が必要です。
私が使用したケーブルトレー。
「コの字」のメリット
「コの字」のデスクは、前側にスペースがあるので、収納を充実させたい人にピッタリです。
「エの字」でも収納の引き出しは設置できますが、小さいなサイズになります。
後付けで、引き出しの設置↓
出典:FlexiSpot
脚をまたぐように、キャスター付きワゴンが収まる↓
出典:FlexiSpot
③耐荷重の違い
FlexiSpotデスクの耐荷重は、40~200kgまで幅広くあります。
重たい機材を置かないよ!という人は、耐荷重40~70kgのデスクでも問題なく使えます。
例えば、大型ディスプレイ・ノートパソコン・プリンターを置いても大丈夫です。
43インチのディスプレイは大体10kg以内で、家庭用の一般的なプリンターも10kg以内なので余裕です。
耐荷重の低いデスクでのおすすめは2種類。天板は別売りと、天板とセットのデスクがあります。
脚のフレームだけの販売は天板の重さは入っていないので耐荷重が70kg。
セットの方は、天板の重さも含まれているので耐荷重が50kgです。
モデル | 耐荷重 |
EF1 脚フレームのみ | 70kg |
E9 天板も含む | 50kg |
逆に、機材を多く置く人は、耐荷重が100kg以上のしっかりしたデスクが必要になります。
今後、モニターを3個4個と増やしたり、CPUスタンドを取り付けたい。など考えている人も耐荷重の大きいデスクが必要です。
耐荷重100kg以上のデスクは、結構あるのでここでは個人的におすすめ&賞を取るほど素晴らしいデザインを2つ。
モデル | 耐荷重 | 受賞 |
E7Pro フレームのみ | 100kg | 家電評価 BEST BUY2023 |
販売中止 | 100kg | 国際的デザインアワード |
④デスク幅のチェック
あなたの希望のデスク幅はどれくらいですか?
FlexiSpotで販売されている天板の幅は120〜160cmがほとんどなので、それ以上の天板にしたい場合はホームセンターで購入することになります。
私の場合は、アクセサリー製作とパソコン作業の2つのスペースが必要だったため180cm幅の天板が必要でした。
ホームセンター(ジョイフル本田)でシラナンバーコアの板を180cmにカットしてもらい購入しました。
ただし、ホームセンターの板は、天板にするには加工が必要です。
表面を滑らかに・角を取る・ニス(色付け)を塗る・穴を開ける必要があるので、FlexiSpotで天板も揃えた方が、種類も豊富でラクです。
自分でFlexiSpotの天板をDIYするなら、手順を載せた記事をご覧ください。
もう一点、注意が必要なのが「天板の対応サイズ」
デスクのほとんどは天板の対応サイズが200cmまでですが、FlexiSpotの中で低価格帯の「EG1」や「EF1」は、天板の対応サイズが160cmまでなので、160cm以上を希望の場合はデスクのランクを上げる必要があります。
FlexiSpotのタイプ別おすすめデスク
FlexiSpotには、たくさんのデスクがあります。
タイプ別におすすめのデスクを選んだので、ぜひ参考にしてみてください。
コスパ重視で選ぶ
FlexiSpotの中では低価格のモデルになります。
昇降範囲が狭いのと、耐荷重が低いのが特徴ですが、あまり物を置かない人にはこのくらいでも十分に満足できるデスクです。
こんな人におすすめ
- 最低限の機能で十分
- デスクに機材や荷物をそんなに置かない
- 昇降の最小値が73cmでも大丈夫
「EF1」はデスクフレームのみの販売。天板は追加で購入するかホームセンターで購入となります。
「E9」は天板をセットで購入でき、組み立ても簡単
モデル | EF1・脚フレーム | E9・天板セット |
デスク画像 | ||
天板 | 別売り ・120×60×2.5cm +13,200〜 ・140×70×2.5cm +16,500〜 ・160×70×2.5cm +19,800〜 | 付属 120×60×1.8cm |
昇降範囲 | 71~121cm 天板の厚みは含まず | 73~123cm |
耐荷重 | 70kg 天板の重さは含まれてない | 50kg |
対応天板 | 幅100~160cm 奥行き50〜80cm 厚み≧2cm | ー |
パネル | ボタン方式 | ボタン方式 |
障害物検知 | あり | あり |
脚デザイン (横) | エの字 | コの字 |
価格 | ¥28,336 | ¥39,600 |
【EF1・脚フレームのみ】
【E9・天板セット】
2つのデスクとも、昇降の最小値が73cmと高めです。
高い場合は、イスやアームレストで調節すると良いでしょう。
【FlexiSpotデスクチェア】
【2段階調節フットレスト】
引き出し付きで選ぶ
最初から引き出しが付いていると、デザインもスッキリしていて細かな収納にも困りません。
こんな人におすすめ
- 小物や文房具が多い
- 勉強や仕事で使う
- 天板もセットで購入したい
モデル | EG8・EW8天板セット | UD4W・天板セット |
デスク画像 | ||
天板サイズ | 120.2×60.2×0.6~1.2cm | 121×60×1.6cm |
引き出し画像 | ||
引き出しサイズ | 66.6×31.5×4cm 引き出せる距離は22cm | 52×30×4.1cmが2つ 引き出せる距離は23.8cm |
昇降範囲 | 72〜121cm | 75〜125cm |
耐荷重 | 50kg | 40kg |
パネル | タッチパネル | ボタン押し |
障害物検知 | あり | あり |
機能 | USB・メモリ・ロック | USB・メモリ |
付属品 | ー | ー |
脚デザイン (横) | コの字 | コの字 |
価格 | ¥46,750 | ¥55,000 |
「EG8・EW8・天板セット」
「UD4D・天板セット」
現在Yahooショッピングでは取扱なし
また、フレームだけのモデルの場合でも、デスクの上に収納棚が付いた天板を購入することもできます。
出典:FlexiSpot
天板の色は黒のみ。
サイズは
・天板サイズ:120×60×2.5cm
・モニター台サイズ:120×21.9×10.6cm
・引き出しサイズ:31.4×21×8.5cm
「天板PD1206」
現在amazonでは販売されていません。
昇降の最小値の低いデスクを選ぶ
最低値が低いと、お子さんからご高齢の方まで、様々な身長に対応できます。
また、昇降の最低値が低いということは、モーターの威力が強いということなので、最高値も高めなので身長の高い人にもおすすめのデスクとなります。
こんな人におすすめ
- 身長が低め
- 家族で使う
モデル | E7・天板別売り | |
デスク画像 | ||
昇降範囲 | 58〜123cm 天板無しの状態で | 61〜125cm 天板ありの状態で |
耐荷重 | 125kg 天板の重さ含まれず | 100kg |
対応天板 | 幅120〜200cm 奥行き60〜80cm 厚み≧2cm | ー |
パネル | タッチパネル | タッチパネル |
障害物検知 | あり | あり |
機能 | メモリ・ロック | USB・メモリ・ワイヤレス充電 |
脚デザイン | エの字 | コの字 |
価格 | ¥57,200 | ¥96,800 |
Q8のデスクの使い方のイメージ動画があります。
これを観ると、自分が使うところのイメージがしやすくなります。
「E7・脚フレームのみ」
昇降の最高値の高いデスクで選ぶ
一番高くまで昇降するデスクです。
高さを求めるなら、「E7H」一択!
こんな人におすすめ
- 高さを求める
- デスクに設置する機材が多い
- ケーブルをスッキリ片付けたい
モデル | E7H・天板別売り |
デスク画像 | |
昇降範囲 | 63.5〜128.5cm 天板無しの状態で |
耐荷重 | 160kg |
対応天板 | 幅120〜200cm 奥行60〜80cm 厚み≧2cm |
パネル | USBハブ搭載多機能コントローラー |
障害物検知 | あり |
機能 | USB・メモリ・ロック |
付属品 | ケーブルトレー ケーブルカバー 面ファスナー ケーブルクリップ |
脚デザイン | コの字 |
価格 | ¥63,800 |
E7Hには、ケーブルカバーなどの付属品も付いているため、コードの収納にも困りません。
出典:FlexiSpot
「E7H・脚フレームのみ」
現在、楽天市場では取扱なし
人気のEシリーズから選ぶ
人気のEシリーズは、全体的にバランスが取れていて、どんな人・環境にもハマりやすいです。
Eシリーズは全て天板は別売りになります。
※昇降範囲や耐荷重は、天板の厚さや重さは含まれていません。
モデル | E7 Pro | E7 | E7H | E7L |
デスク画像 | ||||
昇降範囲 | 60〜125cm | 58〜123cm | 63.5〜128.5cm | 58〜123cm |
耐荷重 | 100kg | 125kg | 160kg | 125kg |
対応天板 | 幅120〜200cm 奥行60〜80cm 厚み≧2cm | 幅120〜200cm 奥行60〜80cm 厚み≧2cm | 幅120〜200cm 奥行60〜80cm 厚み≧2cm | 幅140〜200cm 奥行60〜80cm/ 90〜110cm 厚み≧2cm |
パネル | タッチパネル | タッチパネル | USBハブ搭載多機能コントローラー | タッチパネル |
障害物検知 | あり | あり | あり | あり |
機能 | USB・メモリ・ロック | メモリ・ロック | USB・メモリ・ロック | USB・メモリ・ロック |
付属品 | ー | ー | ケーブルトレー ケーブルカバー 面ファスナー ケーブルクリップ | ー |
脚デザイン (横) | コの字 | エの字 | コの字 | エの字 |
価格 | ¥61,600 | ¥57,200 | ¥63,800 | ¥77,000 |
個人的には、一番安いE7がバランスが取れてて好きです。
あとは、あなたが何を重要視しているかで変わってきます。
「E7Pro・脚フレームのみ」
E7Proは、公式サイトのみの販売になります。
「E7・脚フレームのみ」
「E7H・脚フレームのみ」
現在、楽天市場での取扱なし
「E7L・脚フレームのみ」
現在、amazonでの取扱なし
まとめ
いかがでしたか?
身長やデスクに置く機材、使う用途によって最適なデスクが違うことがわかっていいただけたかと思います。
体が整うと、勉強や仕事もはかどります。
せっかく高い金額で昇降デスクを購入するなら、自分にとって満足のいく機能が備わったデスクを選んでみてください。
自分でFlexiSpotの天板をDIYする方法の記事